原子力安全基盤機構は23日、一昨年に実施した日本原電東海第2発電所(茨城県東海村)の定期検査で、点検項目に確認漏れがあったと発表した。
同機構は経済産業省原子力安全・保安院の依頼を受け、検査業務の一部を代行しているが、確認漏れのまま合格させていた事例は初めてという。
未確認だったのは、主蒸気配管の破損時などに、安全装置を作動させる電気信号が正常に出るか調べる試験。原電は試験を行い正常に働くことを確かめていたが、同機構がその結果を確認していなかった。確認漏れを見逃した原因は不明。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070223ic22.htm