この運動は、区内八十以上の団体が参加する同委員会が中心となって展開している。
むやみにおせっかいを焼くのではない。「あらかわの心」推進運動は、▽まず大人が行動する▽大人が子どもと一緒に行動する▽地域ぐるみで子どもを見守り育てる−の三つの視点で構成。さらに「心をつなぐ5つの取り組み」として▽あいさつ▽きまり▽思いやり▽体験▽見守り−をあげる。この五つを実践したのが荒川流の「おせっかい」という。
体験談は、必ずしもいい話ばかりではない。車道側に幼児を歩かせていた若いお母さんを、親切のつもりで注意したお年寄りが、反対ににらみ返された苦い経験談も。おせっかいをされる側の姿勢にも、一石を投じている。
同委は今後も体験談を募集するとともに、おせっかいをテーマにした寸劇ポスターを通じて運動の輪を広げるという。
問い合わせは、同委事務局(区子育て支援部計画課内)=(電)(3802)3814=へ。 (丹治早智子)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070223/lcl_____tko_____003.shtml