区によると、九日に荏原二中で行われた入学希望者向け説明会で、出席した保護者三十九人のうち九人が、入学希望を届け出るはがきを提出せず、持ち帰った。平塚中では三十九人のうち十四人が持ち帰った。いずれも入学先の変更を検討しているとみられる。
ある保護者は「この時期の説明会には、入学を九割方決めて出席するのが普通。統合話を突然聞かされた影響だろう」と話す。
区教委は、両中学を統合して、各学年四−五クラスの「適切な規模」にする必要があると、保護者に説明していた。
一方、区教委の長田正教育次長は二十二日の区議会で、学校教育のうえで適正な児童・生徒数の規模を検討する組織を新年度に設立すると明らかにした。検討組織には保護者の代表や学識経験者も加わる。今後、詳細を詰める方針という。 (越守丈太郎)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070223/lcl_____tko_____002.shtml