クライスラーをめぐっては、最大手ゼネラル・モーターズ(GM)など大手メーカーが売却や資本提携などの候補先になっていると複数の欧米メディアが報じている。
一連の報道について、ラソーダ社長はメールで「過熱するうわさ話」としたうえで、「(14日の会見で)ダイムラーのツェッチェ社長が『業務提携を上回る戦略的な選択肢を検討する』と付け加えたことが、(報道に)つながった」と説明した。ただし、検討内容などについては「コメントできない」と、具体的なことには言及しなかった。
ラソーダ社長はさらに、14日に発表した従業員1万3000人の削減を柱とするリストラ策は「ツェッチェ社長ら経営陣の強い支持を得ている」と述べ、社員たちに経営再建への協力を呼びかけた。