調べでは、俊一容疑者は4日夕、同県甲賀市内で大麻約0.15グラムをバッグに所持していたほか、自宅に大麻約280グラムを隠し持っていた疑い。みゆき、陽子両容疑者は俊一容疑者と共謀し、大麻を所持した疑い。
俊一容疑者は4日に同市内の自動車用品販売店で万引きしたところを見つかった後、同店駐車場に止めた車内に散弾銃1丁を放置したとして、銃刀法(保管義務)違反などの疑いで逮捕された。
その後の調べで、大麻所持が判明。昨年春にインターネットで大麻の種などを購入し、自宅で栽培し、成長を写真で記録していたという。俊一容疑者は「種は海外から買った。夫婦で大麻を吸っていた」と供述しているという。
県警によると、みゆき、陽子両容疑者は、俊一容疑者が逮捕された翌5日午前10時ごろ、自宅にあった大麻を近くの山に捨てたとされる。調べに対し、みゆき容疑者は大麻と知って捨てたことを認め、陽子容疑者は「大麻とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
俊一容疑者は16日付で同短大を懲戒解雇された。長男らの逮捕を受け、武村正義氏は取材に対し「大麻のことは全く知らなかった」と話し、事務所を通して「愕然(がくぜん)としている。親としての責任の重さを強く感じています」とコメントした。
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大津地検は23日、俊一容疑者を銃刀法違反と窃盗罪で大津地裁に起訴した。
http://www.asahi.com/national/update/0223/OSK200702230055.html