書類送検されたのは、部長のほかに、手術に立ち会った、いずれも当時の担当医(50)、執刀医(38)、医長(47)。
調べでは、4人は03年7月28日、女性(53)の脳内の血腫を内視鏡を使って取り除く手術中、誤って動脈を傷つけて出血させ、重い意識障害などを負わせた疑い。執刀医は内視鏡手術の経験がなく、シミュレーション訓練も受けていなかった。部長は、手術には立ち会っていなかったが、術式などを決める最終決定者だった。
センターが設けた外部調査委員会は04年に「医療過誤と言わざるを得ない」とする報告書をまとめている。
http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200702230238.html