造船会社のツネイシホールディングス(広島県福山市)の社員寮で、35年間にわたり水道料金計約4300万円が未払いになっており、福山市が民事上権利がある10年分の約3500万円を同社から徴収していたことが、分かった。
福山市によると、1970年に寮を建設した際、水道管を隣接する寮の水道管から分岐させようとしたが、誤って給水量を調べるメーターの手前で分岐させてしまったため、使用料が計算されなかった。同社が2005年に使用状況を調べたところ、請求額が少ないことに気付いた。
ツネイシホールディングスは「故意ではないが、長年料金を支払わずに給水を受けたことをおわびする」と話している。
ZAKZAK 2007/02/22