ファミリーレストランチェーンのジョイフル(大分市、穴見陽一社長)は21日、全国23府県の直営店75店で賞味期限を最大で7カ月以上過ぎたビールや食材など計16種類の在庫が見つかり、既に販売した可能性があると発表した。
社内の品質基準に基づく検査では異常は認められず「人体への影響はないと考えられる」としている。これまでに客からの苦情はないという。
36都府県の直営661店すべてで自主的な調査をしていた。同社は「事態の重要性を厳粛に受け止め、深くおわびします」としており、今後九州・沖縄のフランチャイズ42店でも調べる。
同社によると、賞味期限切れが見つかったのは宮城、京都、鹿児島などの直営店。食材や商品は缶ビールやカクテル類が6種類、レジの前で販売するガムなどの菓子類が四種類、調味料・香味料などが3種類、かゆなどの常温品が二種類、冷凍食品の「まぐろづけパック」1種類の計16種類。
賞味期限が最も古かったのは、岡山県倉敷市内の店にあった缶ビールと佐賀市内の店にあったキャンデーで、ともに昨年6月30日だった。
ZAKZAK 2007/02/22