回答率は84%。釈放前にマークシート式で回答してもらい、職員を通じ回収。刑務所での衣食住や医療、教育、職員の勤務態度など24項目にわたる。
結果には、過剰収容問題が濃い影を落とした。雑居生活の長い人の69%が自分のスペースを「狭い」と回答。「適当」は29%だった。受刑生活で一番苦労したこととしては、72%が「受刑者同士の関係」を挙げ、「自由がない」などを大きく上回った。担当者は「過剰収容のため、受刑者同士のあつれきが多くなっている」と解説する。
医療に満足しているのは24%。職員の不足などを理由に、外部の病院での治療が受けにくいことが問題化しているが、質問項目は「施設内の医療」に限られていた。
職員については、「公平な職員が多い」は29%にとどまった。「公平に見てほしい」と職員に望む声は45%に上った。
http://www.asahi.com/national/update/0222/TKY200702210349.html