国際赤十字社・赤新月社連盟(本部ジュネーブ)は20日までに、北朝鮮ではしかが流行し約3000人が感染、4人が死亡したと発表した。
はしかは昨年11月に北部の両江道で発生したとみられ、当初は風疹(ふうしん)と診断されたが、今月15日にはしかと分かった。
現在、感染者は北朝鮮の全域に拡大。北朝鮮の保健当局は同連盟など国際機関に500万人分のワクチンの支援を求めたという。
同国のはしかは1992年に根絶したとされ、最近発症例がなかった。
北朝鮮では今年1月初旬から、しょうこう熱や腸チフスなどの感染症が流行しているとも伝えられている。(共同)
ZAKZAK 2007/02/21