記事登録
2007年02月21日(水) 20時40分

選抜出場は問題なし 4校の不祥事報告 高野連審議委朝日新聞

 日本高校野球連盟は21日、大阪市内で審議委員会を開き、選抜大会に出る千葉経大付、高知、創造学園大付(長野)、鹿児島商の不祥事を報告した。いずれも重大な内容ではなく、大会出場は差し支えないと判断した。

 4校とも部員による不祥事で高知は部内暴力、鹿児島商は卒業試験での不正行為、残る2校は窃盗。すべてチームへの厳重注意処分となった。補欠校の駒大岩見沢(北海道)、海星(三重)でも部員の窃盗などがあったが、選抜での扱いはそのままとした。

 また、週刊誌に前校長の不祥事が掲載された中京(岐阜)、非常勤講師の飲酒運転死亡事故があった大阪桐蔭は、大会臨時運営委員会で出場に支障がないと確認された。

 この日の審議委で06年度の審議件数は1026件となり、統計を取り始めた96年以降、初めて1000件を超えた。日本学生野球協会審査室(3月8日開催予定)への上申案は以下の通り。

 【有期の対外試合禁止】神奈川・日大(部員の暴力など)▽大分東明(同)▽富山・高岡第一(部員の窃盗など)▽千葉学芸(部員の喫煙)

 【有期の謹慎】大工大の部長(報告遅れ)▽長野・阿南の部長、監督(プロアマ規定違反)▽宮城・大崎中央の監督、コーチ(部内暴力など)▽茨城・鉾田一の監督(部内暴力)▽神奈川・藤沢翔陵の監督(同)

http://www.asahi.com/sports/update/0221/183.html