ISISのオルブライト所長は北朝鮮核問題の6者協議の直前、元米国務省北朝鮮担当官のウィット氏とともに北朝鮮を訪問し、寧辺の核施設の責任者と会談した。北朝鮮は米朝枠組み合意が崩壊した後、03年に5000キロワットの原子炉を再稼働させたが、この責任者は05年3月に原子炉を停止して核燃料棒を取り出し、再処理を行ったことを認めたという。
ISISは北朝鮮がこれまでに保有したプルトニウムは51〜69キロと推計、昨年10月の核実験で約5キロを使用したと分析している。また、北朝鮮が建設再開を表明した5万キロワットの大規模原子炉については、目立った動きは出ていないという。