相模原市は19日、小川勇夫市長(76)の病気療養に伴い、20日から加山俊夫助役を職務代理者とすると発表した。開会中の市議会や業務の執行に、影響が出ることを懸念して小川市長が判断したという。期間は「当分の間」としている。
(小川太一郎)
小川市長は16日夕、市議会の一般質問終了後、過労と発熱による体調不良で市内の病院に緊急入院した。小川市長は病気療養のため、05年10月11日から06年1月9日までの期間も加山助役を職務代理者に任命しており、こうした事態は今回が2度目となる。
14日からの市議会の代表質問、一般質問の答弁で、市長は言葉がはっきりしない状態が目立った。14日午後からは、市長本人は出席したものの、市長答弁の一部は加山助役が代読した。
19日は一般質問が予定されていたため、市長答弁などの対応について、本会議前に議会運営委で協議した。
市側は当初、「病状から市長の出席は困難なので、加山助役が答弁を代読したい」との、市長の意向を伝えたが、委員からは「市長欠席での代読は例がなく応じられない。きちんと職務代理者を置くべきだ」との意見が出て、話し合いは難航。市が職務代理者の設置を決めたことから収拾したが、19、20日に予定されていた一般質問は20、21日に順延された。
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