岐阜県大垣市の大垣市民病院は19日、県内の30代の女性に対し、1999年に帝王切開手術した際ガーゼを体内に放置、昨年このガーゼを子宮筋腫と誤診して子宮などを摘出していたと発表した。女性には550万円の損害賠償を支払うことなどで1月に示談が成立した。
同病院は「子宮の摘出は必要がなく、女性に謝罪した」としている。
病院によると、昨年7月にこの女性の子宮筋腫の摘出手術をしたところ、体の組織に付着したガーゼが見つかった。同病院が調べたところ、この女性は1999年この病院で帝王切開で長女を出産。他の病院で手術を受けておらず、帝王切開の際にハンカチ大のガーゼを折り畳んだ状態で子宮近くに置き忘れたとみている。
ZAKZAK 2007/02/20