自民党の中川秀直幹事長に閣議時の「マナーの悪さ」などを指摘された安倍内閣の閣僚たちが２０日、次々と反論した。
伊吹文明文科相は「閣議は極めて厳粛に運営されている」と反論。久間章生防衛相は「閣議の席で私語なんてない」と述べるとともに、「緊張感を持ってやれという趣旨はよく分かるから、いい刺激になったのでは」と語った。
甘利明経産相は、中川氏が首相への「忠誠心」を求めたことについて「首相に敬意を払っていない閣僚はいない」と指摘。渡辺喜美行改担当相は「体重や年齢の差で（起立が）遅れる閣僚はいるだろうが、（首相の）威令がないことにはならない」と強調。中川氏の発言について「一種の親心だが、親心も時にうるさく感じることもある」と語った。
一方、猛反発を受けた中川氏は会見で、「閣議前の懇談の場で連絡調整があるのは至極当然だ。細かいことを言ったつもりはない」と述べ、発言をトーンダウンさせた。
【関連記事】
◆中川幹事長、忠誠要求発言…思惑は“別腹”！？(02/19)
ZAKZAK 2007/02/20