記事登録
2007年02月20日(火) 00時00分

絶倫コアラ壮年の臨終…テクニック好評で出張もZAKZAK

8頭誕生に貢献

 同園などによると、死因はウイルス性多発性リンパ腫。1月初めにリンパ節のがんが見つかり、今月17日夕、飼育員が見守る中、獣舎で死亡した。

 横浜市立金沢動物園で生まれ、2001年6月から王子動物園で飼育された。04年以降、「淡路ファームパーク」(兵庫)や「埼玉県こども動物自然公園」(埼玉)などに貸し出され、計8頭の子供が誕生、3頭が元気に育っている。

 コアラは05年末、全国9動物園で64匹が飼育されていたが、高齢化で繁殖が年々、難しくなっている。動物園同士で生殖可能なコアラのレンタルを行っており、繁殖力の高いモモジは、動物園の入場者だけでなく、飼育関係者にとっても人気者となっていた。

 交尾に立ち会った担当者は、「すばやく雌の後ろに回って交尾の姿勢に入るなど、上手。雌に拒否されても、あきらめずに試みる体力と気力があった」とそのテクニシャンぶりに感心していた。 

ZAKZAK 2007/02/20

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022001.html