菅総務相は20日の閣議後の記者会見で、フジテレビ系の情報番組「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題に関連し、「放送事業者が制作会社に法令を守らせる取り組みが希薄だ」と述べ、キー局などの番組制作に対する監督体制が不十分だとの認識を示した。
総務省が今月7、8日、NHKと民放15局に行ったヒアリングを踏まえ、「(キー局などの)プロデューサーによる制作過程への関与が限定的だ」と指摘し、法令順守体制を確立するために、プロデューサーの役割と番組チェックなどの手法を明確化することや、制作担当者への教育の充実などが必要だと強調した。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070220i511.htm