2007年02月20日(火) 10時00分
「監禁王子」裁判で仰天のセリフ(日刊ゲンダイ)
東京都や青森県で女性4人を監禁した「監禁王子」の裁判がきのう、東京地裁で行われ、初の被告人質問が行われた。
事件は03年12月から04年12月にかけて、小林泰剛被告(26)が都内マンションや青森県のホテルで、17〜23歳の女性らを監禁。その際、自分を「ご主人様」と呼ばせ、女性を「メイド」と呼び、殴る蹴るの暴行を加えながら、「しつけ」と称していたものだ。小林の容貌が少女漫画の主人公風だったことから、「監禁王子」事件として話題を呼んだが、その小林が裁判ではこう主張した。
「私は10歳くらいからSMの世界にいる。相手が望まないことをSがすることはない。それがルールだ」
要するに監禁や暴行はSMプレーだったというのだ。被害者はPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいるのによく言う。
検察側の冒頭陳述書には小林が語った言葉として「家畜」だとか、「お仕置き」「しつけ」などという言葉が頻繁に出てくる。小林はこうした言葉についても、自分から陳述したことを否定した。前代未聞のSM裁判は今夏にも結審する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000006-gen-ent