親族を装う「オレオレ詐欺」、未払い料金があると偽る「架空請求詐欺」、低金利の融資を名目に保証金などをだまし取る「融資保証金詐欺」の三つに分類して分析。被害者は、オレオレ詐欺が五十代以上、架空請求詐欺は十−三十代、融資保証金詐欺は三十−五十代が多かった。
オレオレ詐欺の手口は「会社の金に手をつけた。弁償しないと首になる」「私用で会社のコンピューターを使いウイルスに感染させてしまった」「不倫がばれ慰謝料を請求されている」とさまざま。被害のうち三分の一は、事前に「携帯電話の番号が変わった」と電話しておき、その番号でかけてだます「アポ電」という新手口が使われた。
小柳津直哉捜査二課長は「とにかく冷静に対処することが大事」と呼び掛けている。 (太田鉄弥)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ngn/20070219/lcl_____ngn_____000.shtml