同消息筋によると、金総書記は今年一月一日に故金日成(キム・イルソン)主席の遺体が安置されている平壌郊外の錦繍山記念宮殿を参拝した際、故障して道を遮っている日本車を目撃し、回収命令を出したという。
このため、北朝鮮当局は日本車のうち、金総書記が映画俳優らに贈った車や人民保安省工兵局など一部機関の装備を除き、使用禁止か回収措置を取ったとされる。
今回の回収命令について、一部では、核実験に対する国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議案採択に最も積極的で、拉致問題を理由に強硬姿勢を続ける日本政府に対する不満が原因ではないかとの見方も出ている。
北朝鮮では高級幹部はドイツ車に乗るが、中級幹部や多くの機関が日本車を使用。消息筋は「北朝鮮の車の大部分が日本車なので、回収命令がそのまま執行されるか分からない」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070219/eve_____kok_____001.shtml