放火未遂の容疑者、地検で勾留請求中に倒れ死亡　大阪（朝日新聞）

2007年02月18日(日) 23時40分

　大阪府警大淀署は、自宅に放火しようとした疑いで逮捕した大阪市北区の無職の男（４７）が、大阪地検で勾留（こうりゅう）請求の手続き中に倒れ、その後、死亡したと１８日、発表した。病死の疑いが強いといい、同署は「取り調べなどに特に問題はなかった」としている。

　同署によると、男は１２日午前９時２５分ごろ、同市福島区、大阪地検が入る大阪中之島合同庁舎地下１階の待合室でいすに座っていた際、全身を硬直させて倒れたという。病院に運ばれ、６日後の１８日午後６時ごろに死亡した。近く司法解剖して死因を調べる。１８日は朝食を取り、特に不審な様子はなかったという。

　男は１０日夜、北区内の自宅マンションで部屋に放火しようとしたとして現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されていた。