古い機種の買い替えは、昨年7月に判明したパロマ工業(名古屋市)製湯沸かし器事故を契機に、ガス事業者やメーカーの多くが既に実施している。リンナイも不完全燃焼防止装置が付かない機種を対象に販売代理店を通じて新機種を安値で販売するなどしている。
今回発表された事故は、不完全燃焼防止装置付きの機種だが、事故が発生したという事実や製造から10年以上が経過していることを重視し、対象機種に加える方向。
また、無料点検の15日までの実施状況によると、開放式小型湯沸かし器4341台のうち2700台が問題2機種だった。燃焼させての空気中のCO濃度測定で0・07%以上の「使用禁止」の器具が1台北海道内であった。機種は「RUS−51BT」で、濃度は0・1%。同社によると、0・08%は「2時間で失神」、0・16%は「30分で致死」する濃度という。無料点検は、19日から人員を100人追加し、計950人体制とする。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070217/mng_____sya_____004.shtml