2007年02月17日(土) 12時53分
アメリカの議会下院、2万人を超す米軍の増派に反対する決議を賛成多数で採択(フジTV)
アメリカの議会下院は16日、2万人を超すアメリカ軍の増派に反対する決議を賛成多数で採択した。
決議に法的拘束力はないとはいえ、大統領の決断が過半数の下院議員に拒絶されたわけで、大統領は政治的な打撃を被ったといえる。
決議は、アメリカ軍増派を「承認しない」と明記すると同時に、イラクで活動中の部隊への支援を表明したもの。
投票結果は賛成246、反対182で、共和党議員17人が大統領に反旗を翻した。
ぺロシ下院議員は「イラクへの増派反対決議は、兵士らを安全かつ早急に帰国させる新たな方向のための基準となる」と語った。
一方、決議の直後に、大統領報道官は声明を出し、増派方針に変更はないと強調、返す刀で議会に対し、イラク戦費934億ドルの補正予算を満額認めるよう要求した。
イラク政策をめぐるブッシュ政権と民主党議会の戦いは、予算審議の場に移り、いよいよ総力戦を迎えることになる。
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2007/02/17 12:53
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00105563.html