核実験後、初めて迎える金総書記の誕生日で、北朝鮮は「核保有国」の地位を確保したことに改めて強い自信を示した。祝賀文は6カ国協議については言及していない。
先の6カ国協議では、“二枚舌”を駆使し、核施設の「無能力化」などを条件に、重油100万トン相当の支援を引き出したほか、米国のテロ支援国家指定解除の作業開始などの動きも出ている。さらに、韓国はコメ・肥料支援の再開に傾いており、金総書記としては、国内の食糧不足などの危機回避の見通しが出てきた中で、誕生日を迎えた形だ。
大会には例年のように金総書記本人は出席しなかったとみられる。18日が旧正月に当たることから、平壌市内では一層、祝賀ムードが高まっているという。
ZAKZAK 2007/02/16