記事登録
2007年02月16日(金) 00時00分

ヒラリー、ジュリアーニが先行 米世論調査朝日新聞

 08年の米大統領選に向けたスタートダッシュは、民主党はヒラリー・クリントン上院議員、共和党はジュリアーニ前ニューヨーク市長が先行している。14日に発表されたUSAトゥデー紙とギャラップ社の世論調査(9〜11日に実施)で、結果が明らかになった。

 両党の支持者にそれぞれ支持する候補を聞いたところ(かっこ内は1月中旬の調査)、民主党はクリントン氏が40%(29%)でトップ。アフリカ系(黒人)のオバマ上院議員が21%(18%)。共和党はジュリアーニ氏が40%(31%)、次いでマケイン上院議員が24%(27%)だった。

 クリントン氏の支持理由は「上院議員やファーストレディーの経験、能力」(45%)が目立つ。ただ「悪い大統領になる」との回答も35%に上る。オバマ氏は「若くて新鮮な考え」(22%)が支持されているが、「悪い大統領になる」と考える19%のうち4割が「経験不足」との見方を示した。

 一方、9・11同時多発テロ当時の市長だったジュリアーニ氏の支持理由は「テロや9・11後の対応」(21%)が多い。マケイン氏は上院での長い政治経験への支持(26%)があるものの、ブッシュ大統領とともにイラクへの米軍増派を推進していることが伸び悩みの原因との見方もある。

http://mytown.asahi.com/usa/news.php?k_id=49000000702160009