横浜港で昨年11月、塩漬けワラビに隠した覚せい剤が中国から密輸され、秋田県仙北市の山菜加工工場に運ばれた事件で、神奈川、秋田両県警などは15日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で指名手配していた住所不定、元貿易会社社長の男(59)を逮捕した。
調べに対し元社長は「危ない中身だと思ったが、覚せい剤とは知らなかった」と供述しているという。
調べでは、元社長は貿易会社社長の男の被告(48)=同罪などで起訴=らと共謀し、昨年11月、ワラビの容器に覚せい剤約14キロ(末端価格約8億4000万円相当)を隠し、大連港から貨物船で横浜港に密輸した疑い。
ワラビの輸入元が横浜市にある元社長の会社名義になっており、通関手続きは被告が行っていた。
ZAKZAK 2007/02/16