関電によると、無許可溶接をしていたのは、関電の協力会社。この協力会社に発注した元請け会社が16日に関電に問い合わせて発覚した。関電はいったん装填(そうてん)した核燃料を抜き取ってこの配管を外した後、改めて検査機関の原子力安全基盤機構の許可と立ち会いの下で溶接をし直す方針。今回の定期検査ではECCS系統など計133カ所で配管の溶接工事をしており、他にも無許可工事がないか調べる。
関電は、溶接に問題があった場合は配管から水が噴き出しECCSが正常に作動しない可能性もあるとしている。関電原子力事業本部は「法令順守や品質保証など再発防止対策の基本中の基本ができておらず、深く反省している。早急に調査し原因を究明する」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0216/OSK200702160109.html