衛生証明書がなく20カ月齢以下と確認できない米国産牛肉=農水省提供
米国産牛肉は昨年7月27日に輸入再々開が決まり、これまでに対日輸出リストにない内臓(胸腺)の出荷が11月に判明しており、輸入条件の違反はこれで2例目。月齢20カ月を超える牛の肉であることが確認されれば初の事例となる。両省によると、横浜港に到着した同工場からの冷凍牛肉473箱(計約9トン)の中に、衛生証明書のリストにないバラ肉(2箱)があるのに倉庫業者が気づき、今月5日、農水省・動物検疫所川崎分室に報告。両省は輸入手続きを止めると同時に、米側に輸入条件を満たした牛肉かどうかや、輸出された原因などの調査を依頼した。
16日になって米側から「誤って日本向け貨物とともに出荷された」と報告があった。同工場が出荷した牛肉のすべてを調べたが、危険部位の混入などは見つからなかったという。
http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200702160241.html