調べによると、同社は05年12月、経済産業相の許可を取らずに、中国人民解放軍とも関係が深いとされる「北京必威易創基科技有限公司(BVE社)」(北京市)に対し、軍事転用可能な産業用無人ヘリを輸出しようとした疑いが持たれている。
同機はリモコン操作で高度150メートルまで上昇可能で、全地球測位システム(GPS)を搭載。農薬散布などのため噴霧器なども装備できる。
合同捜査本部の飛行実験の結果、無線でコントロールしなくても自律航行が可能で、人の目が届かない「可視外」での飛行も可能なことが分かり、経産相の許可が必要な機種に当たるという。ヤマハ発動機は「自律航行はできない」などとして容疑を否定している。
http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200702140371.html