国連開発計画(UNDP)の親善大使に就任したマリア・シャラポワさん(右から2二人目)=AP
シャラポワさんの両親は、チェルノブイリ原発事故でベラルーシからシベリアに避難し、そこでシャラポワさんが生まれた。両親は事故の影響を恐れて、シャラポワさんが2歳の時にさらに黒海沿岸の町ソチへと移住したという。国連本部で行われた就任式で、シャラポワさんはこうした生い立ちに触れ、「私はチェルノブイリが原因で(故郷を)離れなければならなかった」と述べた。また「支援の第一歩に、家族がルーツを持つ地域に焦点を当てた。チェルノブイリ周辺の若者にとって、貧困とチャンスの不足が最も大きな脅威だ」と語った。