被害者は02年の1517人がこれまでで最多。一昨年は1267人まで減少したが、昨年は120人の増加となった。
事件数も昨年は1915件(前年比334件増)で、統計を取り始めた00年以降で最悪。このうち、児童買春・児童ポルノ法違反などの性的犯罪が1516件(同278件増)を占めており、こちらも過去最多だ。
同規制法は、性的関係に誘う書き込みを禁じるほか、ネット事業者には18歳未満が利用出来ないことを明示する義務を負わせている。だが、施行後も18歳未満の被害者が約8割を占める状況は変わらず、昨年は被害者数も増加に転じたことから、同庁は「規制法の効果に陰りが出ている」とみている。
http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200702150181.html