関西電力は、148水力発電所のうち124発電所で、許可量を超えた取水が記録に残らないようにデータを改ざんしていたほか、129発電所で、発電の使用許可を受けた水を無許可で別の目的に使っていた。
水力発電所の取水量は発電機の出力や水位記録などから算出する。同社は、常に算出結果が最大取水量以下となるようにプログラムを設定するなどし、最大取水量を超えて取水しても記録上は分からなくしていた。
東京電力も以前は131発電所で同様のデータ操作をしていたという。また、これまでの発表分のほか、新たに葛野川発電所(山梨県)の上日川ダムなどで水位や流入量、氷川発電所(東京都)で取水量のデータ改ざんを確認したことなどを明らかにした。
http://www.asahi.com/national/update/0214/TKY200702140326.html