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2007年02月14日(水) 08時53分

県の命令無視書類送検へ 敦賀の廃棄物違法搬入 きょうにも読売新聞

会社と役員ら6人

 許可容量の約13倍の119万立方メートルの廃棄物が違法搬入された敦賀市の民間最終処分場をめぐり、運営していた産廃処理会社「キンキクリーンセンター」(本社・同市)が県の再三の措置命令に従わなかったとして、県警生活環境課と敦賀署は14日にも、同社と、役員や事実上の経営者ら6人を廃棄物処理法違反(措置命令違反)の容疑で書類送検する。

 調べでは、処分場から周辺に汚水が漏れ出したため、同社は県から2001年3月から02年10月にかけて計3回、覆土や漏出防止対策などを命じられたが、いずれも履行しなかった疑い。

 県警は02年3月、県の許可を受けずに廃棄物を搬入したとして、社長ら2人と同社を廃棄物処理法違反(無許可増設)の容疑で書類送検。しかし、地検は「(増設を)県が許可していたと思われる事情があった」と行政の落ち度を指摘し、不起訴にしていた。

 「たたかう住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会」の村田正人弁護士(三重弁護士会)らが05年1月、措置命令違反を問い、同法違反容疑で県警に告発。県警は昨年4月に処分場を現場検証するなど裏付け捜査を進めていた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news001.htm