和洋中華の食器をはじめ、菓子機器、食品サンプルなど、飲食店向けの調理道具専門店街で知られる合羽橋道具街は、上野と浅草の中間にある。南北八百メートルの両側に約百七十店舗が並ぶ。明治末が発祥で、もとは問屋街からスタートした。
その中でも老舗の「ニイミ」は一九〇七(明治四十)年、初代の新實吉五郎さんが古道具業からはじめた。大正初期には二代目社長、善一さんが「食の洋食化」に着目、現在の社名に変更。厨房(ちゅうぼう)用調理器具、ホール什(じゅう)器全般を扱う専門商社として発展させた。
“ジャンボコック像”は現在のビルが建てられた際、「洋食器のイメージを伝える、特徴あるものを」と、三代目善三郎さんが提案し、構想から二年後の八二年に完成。二代目がモデルという。
謝恩セールは十七日まで。グラス一個からコーヒーカップ、鍋、釜に至るまで、通常の卸値からさらに五%引きで販売。期間中、買い物客にはさらに、五月三十一日まで使用可能の割引券も進呈される。店に隣接するアウトレット広場では、店名にちなみ全品二百十三(ニイミ)円均一セールも行われている。
問い合わせは、同店=(電)(3842)0213=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070214/lcl_____tko_____003.shtml