【百貨店にぎあう「友達と交換」の定着も】
バレンタインデー前の日曜日となった１１日、百貨店の特設売り場はチョコレートを買い求める女性たちでにぎわった。最近は高級志向のブランドチョコが人気な一方、友達と交換して楽しむ「かわいいチョコレート」も売れているという。
大津市におの浜２丁目の大津西武は先月３１日、特設売り場を６階に設け、売れ筋のブランドチョコレートを３０種類以上用意＝写真。目玉は、今年初入荷したというアメリカのブランド「ムーンストラック」。アカデミー賞でハリウッドスターに配られたというチョコレートなど１６個の詰め合わせ（６３００円）を４０箱用意したが、すでに残りわずかという。
地元の食材を使った新商品も人気だ。高島市の特産品のアドベリーが入ったチョコレートケーキ「フォンダンショコラ」（１５７５円）は、酸味がきいてとてもフルーティー。少し温めると、とろけるチョコの甘さとアドベリーの酸味の組み合わせが絶妙で、幅広い層に人気という。
草津市渋川１丁目の草津近鉄は、今年はデザインのかわいいチョコを増やした。ワニやゴリラなど様々な動物をかたどったチョコなどが中高生に人気で、昨年比で１０％以上の売り上げ増という。担当者は「バレンタインデーが愛を告白するというより、チョコをみんなで楽しむ日として定着してきたのでは」と話す。
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