民間信用調査会社の帝国データバンクは13日、2006年の学校法人の年間倒産件数が過去最高の7件だったと発表した。
負債総額は640億円だった。
06年に倒産した学校法人は、専門学校が4法人、幼稚園が1法人、短大・高校・専門学校を経営する1法人、高校・中学・小学校・幼稚園を経営する1法人で、計7法人だった。
まとめによると、01〜03年は学校法人の倒産は年1件のペースにとどまっていたが、04年に3件、05年には5件と、増加傾向にあるという。
帝国データバンクは、バブル期に事業の多角化や学校施設の新設・改築に多額の借り入れを行って経営が悪化していた学校法人が、少子化で生徒が集まらなくなったことをきっかけに経営を断念するケースが目立つとしている。
少子化が進展し、学校法人間の競争が激化することが予想され、今後さらに倒産が増える可能性が大きいとみている。