2007年02月13日(火) 23時47分
誤った部品でBSE検査 厚労省「陽性はなし」(朝日新聞)
厚生労働省は13日、食肉衛生検査所1カ所で、牛海綿状脳症(BSE)のスクリーニング検査をする機器に間違った規格の部品を付けたまま、異常プリオンたんぱくの有無を測る1次検査をしていたと発表した。期間は昨年12月18日〜今年2月7日。厚労省は、検査結果を再検討したが、正しく測った場合に陽性が疑われるような検体はなかったとしている。
部品は一定の波長の光のみを検体に当てるフィルターで、日本バイオ・ラッドラボラトリーズ(東京都荒川区)が納入した。取り付けたフィルターには正しい波長を示すシールがあったが、実際は別の波長のフィルターだったことが、1月末の定期検査でわかった。間違ったフィルターを通すと本来の数値より低く出るが、二つのフィルターの差を考慮して計算し直しても、陽性値となる検体はなかったという。
同省は、これがどの検査所かは「風評被害の恐れがある」として明らかにしていない。
http://www.asahi.com/life/update/0213/008.html