また、事前収賄罪の共犯で元国会議員秘書石川鎮雄容疑者(68)を、贈賄罪でヤマト設計前社長二本木由文容疑者(57)を追起訴した。安藤被告は「身に覚えがありません」と起訴事実を否認。石川、二本木両被告は認めているという。
安藤被告の後援会が石川被告に五千万円を提供したことも判明。実態解明を求める告発が出ており、宮崎県警捜査二課は引き続き捜査する。
起訴状によると、安藤被告は石川被告と共謀し、二〇〇三年の知事選で初当選し、知事就任直前だった同年七月三十日、二本木被告から業務発注の依頼を受け自宅で現金二千万円を受け取った。
さらに、安藤被告は知事選で支援を受けた石川被告への利益提供を計画。知事公舎を訪れ業務発注の依頼をした二本木被告に指示し、同年十月から〇五年五月までの間、二十回にわたり、石川被告の銀行口座へ顧問料名目で計一千二十六万円を振り込ませた。
二本木被告は、二千万円提供の贈賄罪については時効が成立している。
また、宮崎地検は宮崎地裁に対し、安藤被告の公判前整理手続きを請求した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070212/mng_____sya_____013.shtml