この事故を受け販売元の大阪ガスは十一日記者会見し、同社が販売するなどした同種ガスストーブでこれまでに三件のCO中毒事故が発生、男性二人が死亡、男女二人が中毒になっていたと発表した。
最初の事故後に新聞社告で注意喚起を呼び掛けたが、事故自体は公表しておらず、橋永雅夫・リビング技術部長は「今から思えば(判断が)甘いところがあったかもしれない」と述べた。
大阪ガスによると、斎藤さん方のストーブは鳥取三洋電機製「GH−3100G(43−285)」。不完全燃焼防止装置はなく、一九七二年に販売を終了した。
また、発表した三件の事故も神戸市で発生。いずれも同防止装置がなく、ガスを燃焼させるバーナー部分に金網を使用しているストーブを使っていた。
九七年の事故では三十五歳の男性がCO中毒で死亡。松下電器産業などが販売したストーブで九六年と二〇〇一年にも起きたという。
大阪ガスは、点検や買い替えなど事故防止の注意喚起を強化する。問い合わせは大阪ガスお客さまセンター=フリーダイヤル(0120)094817。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070212/mng_____sya_____014.shtml