2007年02月11日(日) 10時01分
「インド文化協会」のウサン臭さ(日刊ゲンダイ)
高配当をうたって130億円を集めたウサン臭い団体にパーティー券を購入させ、その見返りにNPO法人認可を内閣府に働きかけていたとされる松岡農水相。本人は「私サイドから働きかけや要請を行った事実はない」とシラを切り通しているが、怪しげな団体との橋渡し役とされる「インド文化協会」(東京都渋谷区)が、松岡の秘書に内閣府への照会を依頼していたことを文書で認めた。
インド文化協会とは、両国の文化交流・親交を目的とした任意団体。設立は81年。会長は内田信也氏(74)という人物で、顧問には再春館製薬・元副社長の永井俊次氏らが名を連ね、インドへの交換留学生派遣や現地の給水施設建設などの慈善活動を行っているという。
「会長の内田氏は、熊本県内の高校から龍谷大学文学部を卒業。実家の大光寺の僧侶を継ぐ傍ら、70年には鹿本町(現山鹿市)の町長も務めた。この疑惑で登場する松岡と魚住汎英参院議員の地盤である熊本の実力者です」(地元マスコミ関係者)
生臭い話もチラホラ聞こえてくる。
「松岡のパー券を購入させた団体から、同協会に05年夏からの1年間で寄付金名目などで2億円の資金が流れていた。また、内田会長は、『ライフスペース』のグルこと高橋弘二(殺人罪で起訴)から名誉棄損で刑事告発(不起訴)されたこともあります」(関係者)
そのインド文化協会は7日、松岡農水相へのNPO認証についての依頼は認めながら、「手続きの日程を聞いてもらっただけ」とし、パー券の購入についても「松岡議員から頼まれたものではない」と言う。到底、うのみにはできない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070211-00000011-gen-ent