ガスストーブの利用に関する注意喚起を促す紙を手に会見する橋永雅夫・リビング技術部長(奥)=11日午後6時17分、大阪市中央区の大阪ガス本社で
金網式ストーブは87年で製造をほぼ終了しており、大半の製品は安全装置がないとみられる。金網式による一酸化炭素中毒の事故は、96年2月、97年1月、01年2月に発生。4人が中毒になり、うち2人が死亡した。96年2月に男性1人が死亡した際には全国紙などに社告を掲載したが、換気の必要性や点検を呼びかけただけで、事故には触れず、その後の2件も発表しなかった。
同社は「監督官庁には報告しており、ガス事業法に基づく3年に1度のガス設備調査で、都市ガスを使っている各家庭を訪れる際に、注意を呼びかければ十分だと思った」と釈明した。
http://www.asahi.com/national/update/0211/OSK200702110036.html