番組では日本語訳の字幕と吹き替えで、米国・テキサス工科大のキム・サンウー助教授が「味噌(みそ)は大豆製品の中で最も高いダイエット効果が期待できる」「朝食に味噌汁を摂(と)る事はダイエットには非常に効果的」と発言したと紹介された。
しかし、関係者によると、関西テレビの報告書には、実際の発言が、「発酵した食べ物を、朝、食べる方が消化がより良いと思います」「なぜなら、胃はなんでも消化する準備が整っているからです」という内容だったと書かれている。
報告書は、「同番組が、キム助教授のインタビュー時の発言を正確に翻訳して、日本語の吹き替え及び字幕を放送したとはいえない」と誤りを認めている。だが、番組全体については、「味噌汁にダイエット効果がないとまで断言することはできない」と、捏造と判断することを避け、「調査中」としている。
キム助教授の発言は、番組のテーマを支える重要な要素だった。キム助教授は朝日新聞の取材に対し、「私の研究は発酵した大豆と減量を関連づけてはいない」と答えている。
http://www.asahi.com/national/update/0209/OSK200702090082.html