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2007年02月10日(土) 00時14分

温室効果ガス回収方法の発明者に懸賞30億円読売新聞

 【ロンドン=森千春】温室効果ガスの回収方法を発明した人に2500万ドル(約30億円)の懸賞金を差し上げます——航空宇宙事業で知られる英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長とアル・ゴア前米副大統領は9日、ロンドンで記者会見し、地球温暖化対策の新しいアイデアを募集すると発表した。

 募集の対象は、大気中の二酸化炭素を年間10億トン以上回収する方法。募集期間は今後5年間で、ゴア氏と英米豪の科学者の計5人が、世界中から寄せられる提案の審査にあたる。懸賞金はブランソン氏が提供する。

 ゴア氏は記者会見で、従来の対策は二酸化炭素の排出量削減に重点が置かれたと指摘し、「大気中の二酸化炭素を効果的に回収できるかという問いには、まだ答えがない」と今回の募集のユニークさを強調した。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070209i314.htm