お客様センターに１８５件の問い合わせ　リンナイ事故（朝日新聞）

2007年02月10日(土) 13時42分

　名古屋市中川区のリンナイ本社では１０日、午前８時半に「お客様センター」が開くと、利用者らからの電話がひっきりなしに入り始めた。同社は担当社員らを、通常の土曜の１５人から倍以上の３４人に増やし、応対にあたった。

　同社のまとめでは、本社センターには午前１０時３０分までに１８５件の電話があり、うち湯沸かし器事故に関する問い合わせは１０７件にのぼった。社員らは、「換気をしっかりしてもらえればと思います」などと、換気を促す受け答えをしていた。

　内容としては、「うちの湯沸かし器は、事故を起こしたものと同じものではないか」などと機種確認を求めるものや、「なるべく早く点検してほしい」など、安全確認を希望する相談が多く、湯沸かし器の交換を求める声もあるという。

　同社は問題の型式の湯沸かし器については無料で点検に応じる。それ以外の型式の機器の点検は、希望があれば有料で応じる。保証期間（１〜２年）内であれば無料。

　また、本社内では同日午前８時半から役員ら２６人が参加して「対策会議」を開催。テレビＣＭを１１日以降しばらくの間、自粛することを決めた。

　フリーダイヤル（０１２０・０５４・３２１）は２４時間受け付ける。社員が直接対応する「お客様センター」につながるのは、平日午前８時半〜午後７時、土日祝日は午後５時２０分まで。