総務相は今月中に経営責任を明確にした報告書を再提出するよう求める。関西テレビの千草宗一郎社長は責任の取り方について「調査結果次第だ」としているが、首脳陣の進退問題に発展するのは避けられない見通し。
菅総務相は、関西テレビが7日に提出した報告書は放送法の視点からの検証が不十分で、再発防止策も具体策を欠いていると強調。関西テレビが捏造を認めた「納豆ダイエット」以外にも、でっち上げの疑惑が持たれている放送に関する調査が不十分と指摘した。番組の制作関係者が納豆を買い占めたと指摘されている問題についても調べるよう求めた。
1月7日の「納豆ダイエット」の放送分は、番組制作会社「日本テレワーク」が請け負い、孫請けとなる別の制作会社に発注された。
関西テレビは、納豆ダイエットのほかに疑惑が指摘された8回分の放送も調査。報告書では、みそ汁にダイエット効果があるとした2006年2月の放送で捏造があったと認めた。5回については「問題はなかった」とし、残る2回については「調査中」「調査不能」としていた。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070209/eve_____sya_____008.shtml