同課によると、証拠品は1月4日に現場から押収、捜査本部のある代々木署4階に保管していたもので、犯行に使った木刀や遺体の損壊に使用されたのこぎり、家族の運動靴やトレーナー。同7日に紛失に気付き、調査していた。
証拠品は、本来は専用のロッカーに保管しなければならないが、4点の証拠品は鑑定を急ぐため、別個に証拠品係のデスクの近くの段ボール箱に入れていた。近くには捜査員が食べた弁当箱や、シュレッダーにかけた紙など他のごみも置かれていたため、捜査員が1月6日朝、誤ってごみと一緒に同署内のごみ集積所に捨ててしまった可能性が高いという。
光真章捜査一課長は「犯罪を立証するための重要な資料であることをかんがみると誠に遺憾。今後指導教養を徹底したい。誤廃棄による公判上の問題は検察官と協議し、対応している」と述べた。警視庁は金高雅仁刑事部長名で関係部署に証拠品の適正管理に関する緊急通達を行う。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070209/eve_____sya_____014.shtml