東京都の石原慎太郎知事や側近による巨額交際費が問題視されているが、その驚くべき全容が明らかになった。2000年度から06年度(12月15日)までの約7年間で、公費(税金)で155回も「飲み食い」し、何と合計は1615万円にのぼった。
これは共産党都議団が9日午後、情報公開の結果として公表したもの。注目は石原知事が使用した接待場所ベスト5。
1位は70年の歴史を誇る永田町の高級料亭「瓢亭」。麻生太郎外相や渡辺喜美行革担当相などと、9回で277万5862円(1回平均約31万円)を支出している。
2位はイタリアンの超有名店「リストランテ・ヒロ」(南青山)で、8回の会食で約84万3727円(同約11万円)。
3−5位はいずれもフランス料理店で「ひらまつ」(南麻布)が6回101万990円、「アピシウス」(有楽町)が4回151万9762円、「フィガロ」(西麻布)が3回76万6134円。
交際費に対する石原知事の見解を聞きたかったが、9日午後の定例会見は「体調不良」でキャンセルとなった。
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