県警が昨年、薬物の使用や密売などで逮捕、取り調べたのは136人。摘発者の53・7%にあたる73人が再犯で「1度だけが命取り」といわれる覚せい剤の恐ろしさがあらためて浮き彫りになった。
摘発者の内訳では、外国人が27人と前年比11人の大幅増。イラン人密売人のほか、ブラジル人の使用者らが逮捕された。密売人の1人は「日本人より外国人の方が安心して売りさばける」と供述したという。
覚せい剤の押収量は251グラム。6月には愛知県江南市のイラン人密売人から約200グラムを押収した。
乾燥大麻と大麻樹脂の押収量は減った一方で、コカインやMDMAが増加した。同課は「引き続き取り締まりを強化し、薬物の多様化傾向に歯止めをかけたい」としている。
(藤川大樹)
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070208/lcl_____sga_____005.shtml