弁護士の通訳として容疑者に接見し、共犯として逮捕された自分の愛人(28)に不利な証言をしないよう迫ったとして、警視庁組織犯罪対策1課などは8日までに、証人等威迫の疑いで、東京都北区、中国人の無職(30)を逮捕した。
同課によると、外国人が通訳の立場を悪用し、接見相手に接触するケースがあるといい、摘発は全国初という。
容疑者は「愛人が事件にどの程度かかわったか知りたかっただけ」と容疑を否認している。
調べでは、容疑者は昨年10月30日、千代田区霞が関の警視庁本庁舎で、弁護士の通訳として中国人の女性容疑者(21)に接見し、中国語で「わたしはお前と同郷だ。自分の愛人のことはこれ以上、警察に話すな」と迫った疑い。
ZAKZAK 2007/02/08