同小は昨年11月、1955年に建てられた2階建て校舎の2階部分(310平方メートル)に強度不足が発覚し、隣接する校舎を含めて計2棟の使用を中止。教室があった2、4、5年生が、理科室など特別教室に移動して授業を受けている。
市教委は「児童は新しい環境にも慣れた様子で、落ち着いて過ごしている」とし、使用を中止した2棟は夏休みを使って取り壊し、新しい校舎は2009年3月ごろの完成を目指す。
県内の学校ではほかに、昨年8月、善通寺市の中学2校でコンクリート強度不足が見つかり、東中では同12月から、仮設校舎で授業を実施している。
県教委は各市町教委に対し、昭和30年代以前の学校施設の耐震診断を行うよう通知。対象となる93棟(39校)のうち、さぬき市の23棟(8校)と、琴平町の8棟(1校)の結果が今月中に判明する以外は、診断が完了している。